FC2ブログ

kiraring☆ log

観劇や映画などの感想を中心として記録的に
2018年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年10月
TOP ≫ CATEGORY ≫ テレビ
CATEGORY ≫ テレビ
      

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

NHKBSプレミアム「音のいない世界で」

fc2blog_20130414113447933.jpg

今年の1月に新国立劇場でやっていた舞台をBSプレミアムで放送したのを録画視聴。
長塚圭史が作・演出、長塚氏、松たか子、首藤康之、近藤良平の4人芝居だ。

ある若い夫婦のところに泥棒が入り、大切にしていた蓄音機を盗んでしまう。
留守番していた妻は、盗まれたものが何かは思い出せないが、すごく大事なものを盗まれたのだけはわかる。
それをさがしに一人出かける。
仕事から帰宅した夫も、蓄音機をなくしたことは思い出せない。妻がいたことも思い出さない。
だけど、何かにかられて、やはりさがしに出かける。
途中、色んな人に会い、音符を拾っていき、だんだんと大事なものを思い出していく。
ネタばれになるけど、最終的に夫婦は再会し、蓄音機を土深く埋めようとしている泥棒に出会い、
なくしたものは音楽だったと思い出す。
ちょっと、宮沢賢治とかを思い起こす、童話のようなファンタジーな舞台である。

結構飽きるかなと思って観始めたけど、その世界に入り込めて楽しめた。
3重くらいに回転する舞台が非常に新鮮!!
美術が非常にうまく出来ている。円形の舞台を、正方形のガラス窓、ドアで半分仕切る。
それで部屋の外、中を表したり、二部屋を表したり、また円形の回転に乗せて動かすことで人間の移動する感じをあらわしたりと、想像力が膨らむ使い方をしていた。
また小物もにくい演出。紙で出来た小鳥たち。なんて愛らしいんでしょう。それを回転舞台にのせるのがまたいい。窓から見える雪も、綺麗につながっていて、曇りガラスとクリアガラスのまどがあるのもうまい!
衣装や美術でファンタジー感がさらに深まったと思う。

265f1e.jpg

俳優さん達も、すごく良かった。
松たか子は何役かやったのだけど、おばあさん役やおじさん役で顔つきまで変わる!夫婦の役の時の可愛さもたまらん!!歌声も相変わらず可愛かった(すごく贔屓目)。
首藤さんの俳優ぶりは、はじめて見た。発声がきちんと出来てるのにびっくり。バレエ仕込みの感情表現、上手だなと思った。所作が美しい。この役柄は首藤さんに合ってたと思う。ピュアな感じがよかった。
近藤さんは、野田さんの舞台に続いて観たのは2度目。羊の役、最高。。。筋肉のつき方まで、役柄のような・・・この人の舞踏は観てみたい!
長塚さん。食わず嫌いで、あまり舞台は観たことなかったけど、ちょっと食べようかと思わせてもらったかも。俳優さんとしてより、この世界観を描く才能に惹かれる!

この作品は生を観たかったけど、諸事情でかなわず、こうして映像で観れてよかったな。
どしどし、舞台は放送して欲しい。そして演劇楽しむ人口を増やそう☆
スポンサーサイト

「寿歌]~WOWOW視聴

bai_sb41_large

WOWOWでリアルタイムの視聴
3人芝居、舞台美術もほとんどない舞台。
脚本は1970年代のもので、有名な作品。
今回は、ゲサクに堤真一、キョウコに戸田絵梨香、ヤスオに橋本じゅん。

核戦争で地球も終わりかと思うよな、人の気配もない世界。
時折、爆弾?が上空をいく。
ゲサクとキョウコは旅芸人。人も集まらないようなところで芸を始める。
ひょんな偶然で、特殊な能力を持つヤスオと出会い、3人で旅をする。
しかし、ヤスオがいなくなり、ゲサクも・・・。

震災、原発事故を経験した今、この脚本を取り上げるのは深いなぁとまず思った。
この話は非常に想像力をかきたてる話。
いろんな解釈が出来ると、最後の出演者の対談の中で堤さんが話していたように、
私も自分なりの解釈をして見させてもらった。

私には、ゲサクとキョウコがすでに死んでいて彷徨ってるようにも思えた。
蛍の話や、妊娠したかもの話、そしてエルサレム?を目指すみたいな話は、
聖書に繋がる感じでもあり、人類の再生?復活の希望という風にも思える。
最後の雪は、放射能の灰であるという。

最初の上演ではリアリティのない話だったと思うけど、現在観ると、かなり重いな。
ゲサクとキョウコのあっけらかんとした関西弁のやりとりの明るさと、現実の比がまたぐっとくる。
橋本じゅんさんの芸達者ぶりで、笑いもかなりあったのだけどね。

堤さんは相変わらずの安定感。橋本じゅんさんは、堤さんまでも喰うくらい存在感すごかった。
戸田絵梨香ちゃんは、はかなさと明るさとあって、役は合ってたと思う。
もう少し大げさでも、よかったかなと思ったけどね。
ラストの表情はすごく良かった!!!

とにかく脚本が秀作。そしてこの演出も良かった。
WOWOWで色んなお芝居観れるのは、ありがたいわ・・・・。



「ベッジ・パードン」

imagesCA2YPLT7.jpg

WOWOW録画したものを視聴。

三谷幸喜氏の脚本演出。チラシで観た時にぜひ行きたいと思った作品。
舞台はロンドン。明治時代に留学した夏目漱石をモデルにした主人公の下宿先の人々との交流を描いてる。

オープニングが素敵だ。お手伝い役の深津絵里のピンクベージュ系のヅラと化粧が、ホントの外人みたい!
窓の風景から始まるところが最後に繋がる。
これから何が起こるかワクワクする始まりだなと、この設定は非常に気に入った私。

外国が舞台ということで、言語を「笑い」のポイントにしたところは三谷さんならでは!
笑いのツボをしっかり押さえられた。

野村萬斎さん演じる主人公。典型的日本人。そしていい人。でも優柔不断。
初めて野村さんの舞台映像観ましたが、発声がすごくしっかりしてて言葉がポイントの舞台にピッタリ。
大泉洋さんは、笑いをとる間の天才だなぁ。日本語(ちょっとなまる)のときは最高だった。
そして、浦井くんは歌の部分で本人とわかったくらい、いつもと違ってた。

で、なんといっても何人役やったんだろう・・・。浅野和之さん。
彼が影の主役といっていいくらい、素晴らしかった。
こんなに引き出しのある素晴らしい俳優さんだったのかぁぁ。
こうなると、ストレートな芝居も観てみたい!!


深津絵里ちゃんは、映像もいいけど、舞台もいい。
無邪気さ、母性などすごい演じわけだった!!
特に後半の事実を知っての悲しい決断のところ、悲しみをあんな風に表現できるとは。
女優の魂があるんだろうな。きっと!!!!

最後の窓の場面は泣けたな。
だけど・・・・すごく長い(約3時間)。
生舞台はギブアップしちゃいそ。。。かも。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。