FC2ブログ

kiraring☆ log

観劇や映画などの感想を中心として記録的に
2014年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2014年11月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2014年10月
ARCHIVE ≫ 2014年10月
      

≪ 前月 |  2014年10月  | 翌月 ≫

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

観劇「小指の思い出(藤田貴大演出)」

thUG3FYX0E.jpg


千秋楽から早や1週間。なんだかとっても昔のことのようだ。
10月3日に観てからの10日あまり、正確には観てからの余韻もあっての2週間あまり、このお芝居に浸った。

野田秀樹さん率いた夢の遊民社が30年前に上演し、戯曲の評価も高く、公演としても評価されているこの作品。
若手の演出家として期待されている藤田さんが演出して再演。
そして、勝地涼君主演舞台(初ですよね??)となれば、もちろん観に行くしかないとチケットも複数ゲット。

パラパラと覚書程度の感想を。
アフタートークのあった金曜の仕事帰りに初観劇。
まず劇場に入っての舞台上に驚いた。すべて布で包まれている。
舞台すべてがオープンで、始まるまでの人の動きが丸見えだ。
劇が始まると同時に演者が布をほどいてゆき、静かにはじまる。
奥には3人のバンド。
独り言のような勝地くんのセリフ。車!!そして車にのぼりツルハシを振り下ろす。
「あーか、あーお」うぉ~~~。なんだこれ。
舞台の上には映像が映し出され、それもまた舞台の一部となる。(ほぼ話補足的ものなのだが)
とにかく、この観念的な流れに、私の脳は一気に活動をやめてしまう。
考えるな!感じろ!!ブルース・リーじゃないけど、これは観たまんまを感じる舞台だとすぐ思った。
音楽と言葉の洪水のようなセリフと、いくつかの物語を追う途中で見失い、何度も眠気が襲う。
なんだか、狐につままれた気分だったのが初回。

2回目は初回寝ていた部分が新鮮に観れて、しかも3列目だったので別な意味で堪能。
前日に実は「遊民社版」のビデオを観た後だったので、かなりすっきり舞台を観ることができた。
しかし途中の眠気との戦いは変わらず。

千秋楽もやっぱり眠気と戦う場面があったけど、とにかく舞台が進化していて、
俳優さん達それぞれの気迫が違って、胸にじわーっとくるものだった。
いいもの観れたなというのが感想。

th2K1GNOEM.jpg

この舞台、演劇好きの人達の間では、賛否両論あったようで、私も色んな感想拾い読みした。
野田さんの戯曲も読んで、ビデオを観て、どっちが好きかと言われたら、私は野田さんかな。
何が違和感だったのかというと、藤田さんのには「笑い」がなかったからだ。
野田さんの小指のビデオを観ながら、私は何度も笑ったのだけど、
藤田さんのでは同じ場面で笑いはおきない。セリフも同じなのに。。。
笑える展開なはずなのに笑えないのは、私やっぱりだめだーと千秋楽にも思った。
他の感想を読んでなるほど納得と思ったのは、残酷な題材だからこそ「笑い」で包んで、
言葉や勢いでわーっと観客に魅せていた。
じわーっと後できくローキックのように、観客には後からずしんとくる。
藤田さんはその演出とは正反対に、笑いをなくし、音楽と詩的な世界を作って私たちに見せてくれた。
人間の残酷性や狂気を、主人公の内なる精神世界として魅せてくれたような、そんなお芝居だったと思う。
だから、やっぱり眠くなっちゃうのかもね。

thZ34KJBH1.jpg

個々の俳優さんの感想を少し。

勝地くん、また新しい引き出し出来た気がする。
千秋楽では見事なセリフ回しに、モノローグだった!!凧もニュールンベルグの街も見えた。
個人的には、歯ブラシ投げ捨てるとこが何度見ても萌えた~~~。ホントにあれはいい笑。
最後の感涙に、こちらも胸がじわ~ん。いい子だ~~~。

松重さん。段田さんも良かったけど、松重文左衛門最高だった~~~~。
舞台は観たことあったけど、こんなに素敵に思ったのは初めてかも。

飴屋さんは俳優というか、アーティスト!!存在が芸術っぽかった。
とにかく身体能力もすごい。千秋楽の鬼気迫る姿、すごかった。

thVUW5CIO6.jpg

マームとジプシーの俳優さん達は、藤田さんの洗礼を受けてその世界を見事に作ってた。
青柳さん、もっといろいろ化けるんでしょうね~。楽しみ。

とにかく今回くらいのチケット代なら、もっとお芝居も観に行きやすいのにな。












スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。