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観劇や映画などの感想を中心として記録的に
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観劇「七人ぐらいの兵士」

伝説の舞台って聞いていたやつを、ついに観ました。

明石家さんまさんが座長で、生瀬勝久氏と組んだお芝居は何年かおきにやるんですが、これが一番最初にやった芝居です。脚本は生瀬さん、演出は土田さんというコンビです。2000年、2001年と上演され、久しぶりの再演。

舞台は、先の大戦の中国大陸。大阪出身ばかりを集めた訓練兵の分隊での話。そこの兵隊長、木下は元漫才師。訓練中のケガで野戦病院にいったん入院し、そこで元相方の水嶋と再会する。木下は、高座に穴をあけ失踪した水嶋を恨んでいた。一方、水嶋は相変わらずのマイペースで、でまかせとウソと詭弁をつかい、何とか軍を逃げだそうとしていた。そこに慰問団がやってくるという情報が。水嶋はみんなにある提案をし、同じく脱走を考えていた兵士や他の兵士の色々な思いを盛り上げる。木下はどうにかして水嶋を殺そうとするが・・・・・・。一応ネタバレになるので、あらすじはこのくらいで。

感想。このコンビの芝居は三作目から観てますが、さんまさんなくしては成り立たないであろう芝居です。
とにかく・・・・長い。今回も3時間超えの休憩なし。
これ、生瀬さんは「極限状態において、さんまちゃんみたいな男はどうなるのか???」ということで、脚本を書いたっていう話で、だから舞台が戦争なのですよね。
なんか、あの芝居をこなすのが戦争っていう気もするくらい、出てる方も観る方もハードです。

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今年還暦には見えないさんまちゃん。恐るべき体力と思いました。
とにかく観た方はご存知でしょうが、アドリブか本通りかわからないのが、このコンビの芝居の面白さ。
お決まりのような温水さんとのネタとか、兵士たちとのやり取りとか・・・・
とにかく笑わせてくれます。かなりその、しつこいくらいに。
一緒に観た関西の友達は、八十田さんの「・・・かっ」というのが懐かしかった~~~とうけてました。
関西で観たら、また盛り上がりが違うのかも。

私は2回観ましたが、ラストがやっぱり好きです。
何度も鏡を見て練習しましたよねっっていうくらい、二人の後姿がかっこいい。(特にさんまちゃん)
ハリウッド映画のラストみたい。

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片岡という役はWキャストで両方観ましたが、中尾くん、今回の設定としてはぴったりだったなと思いました。(年齢的なもの)お笑い作家を目指す若者というところは、惠だと、ちょっと違和感。
ただ、さんまちゃんとの絡みは惠のほうがさえてたかな~。中尾君は耐えられずに笑っちゃってるところあり。

戦争を真正面からではなく、普通にくらしてる普通の人々がどうなってしまうのか。そして、戦争という極限状態でも、お笑いがあるということで人々が救われるということ。おふざけだけでなく、ピシッと言いたいことは伝わるいいお芝居でした。
これを再演するにも限界があるから、さんまちゃんが還暦のこの年にしたのか、今だから上演したのか、それは定かではありませんが、やっぱり、お笑いも表現する人も、何かしらの思いを抱えてこの上演を決めたんじゃないかなと、観ていて思いました。

生瀬さんの短髪、なかなか良かったです。久々の三列目も良かったです。
あと楽しかったのは、さんまちゃんとの鉄砲の場面、最初に観た日の肝心のラストでこけたとこ。

2回目のカテコが1回だったのか、27時間テレビがあるからかな?ちょっと残念でした~。





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観劇「ミュージカル エリザベート」

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2001、2004年と帝劇で観て以来の「エリザベート」でした。
すっかり帝劇から足が遠のいてましたが、今回エリザベートのキャストがガラッと変わったことで、また観てみたいなと思いましてチケットを購入。そして、やっぱり、「エリザベート」の魅力に再度とりつかれちゃった感じです。

時代は19世紀後半。オーストリア皇后エリザベート(愛称シシィ)が主人公。彼女の人生と、長い間ここを支配したハプスブルグ家の栄光と滅亡を重ね合わせて描かれた物語です。

シシィは自由奔放な父親に似たドイツのバイエルン地方の侯爵家の少女。母親がシシィの姉とオーストリア皇太子とのお見合いを企てるが、皇太子はシシィを見初め、そのまま二人は結婚することとなります。
世界を旅した自分の父親のように、夫も広い世界に連れて行ってくれることを期待したシシィだが、現実は皇太后である母に夫は頭が上がらず、生活のすべてが監視されており、自由のない生活でした。
しかし、「私の人生は誰にも支配されない!私だけのもの」と覚醒したシシィは、美貌を武器に夫にどんどん自分の希望を出し、自分の願いをかなえていくこととなり、ハプスブルグ家も栄華を極めていきます。

しかし、彼女の心は満たされない。いつも不安定で、国王どころか、息子(皇太子)とも向き合うことなく、旅暮らしばかり。日夜、自分の美貌を磨くことだけに熱中する生活でした。やがて年月は流れ、自慢の美貌も衰え、楽にならない暮らしの国民から彼女への熱狂的な人気も誹謗中傷と変わり、夫は浮気、皇太子の死と不幸な出来事が。

少女時代、木からの落下事故で死ぬか生きるかの時から、「死」の世界へと誘う、黄泉の帝王トート。彼はその時からシシィを愛し、彼女がくじけそうなとき、いつも登場。ま、彼の愛を受け入れるってことは、死ぬってことで、ずっと拒んできたわけですが、ま、ついに受け入れて、で、彼女の求めていた本当の「自由」を手にしたよ~~というお話です。
全編、基本は彼女を暗殺したルイジ・ルキーニが「なぜ彼女を暗殺したのか」という回想で、語っていくという流れで進んでいきます。

このミュージカル。何がいいかというと、まず、女性が入り込みやすい題材なんです。
王子様に見初められるっていう、玉の輿婚。
しかし、旦那はマザコン。そして勃発する嫁姑問題。
女性の精神的自立。
旦那の浮気。
わりと現代でも通じるようなことが、この物語でも起こっているので、女性が自分に置き換えたりして観ることが出来るんです。
誰でもどこかしら、そうそう!!!って共感するはず。
今回私は、物語の後半で、ながらく別居していたシシィと旦那が再会し、旦那はまたやりなおそうよっていうけど、シシィはもう遅いわっていう「夜のボート」というデュエット曲に、いたく共感しました。
これ、すごいですよ。この老いた二人の感じ。大人じゃなきゃ、ここはわかんないだろうな。

で、なんといっても、トート閣下という、わけのわからない存在に魅了されます。
最初観たときは、全く意味不明でした。

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今回ようやく私もトートという存在を受け入れたかな。
人間の精神世界をああいう形で舞台化するという演出は、このミュージカルの一番の見どころです。
トート閣下をとりまく、トートダンサーがさらにその妖しさを盛り上げてます。
また、トートが「私を連れて行って」というシシィに、「お前はまだ俺を愛してはいない」と拒否するという、
なんですかね。俺様的な。。。どこか少女漫画仕立ても女性にうけるところなんじゃないでしょうか。

それから、エリザベートの生涯があんまり幸せではないところも、女性に支持されるのかも。
だけど、私の人生は私のものなのよ!!っていうラストに、心がわぁぁって浮き立つ感じ。
あとは、楽曲が素晴らしいです。
観た後、しばらくひきずってカラオケまで行って歌いました。

で、今回のエリザベート。DSC1359_convert_20150807093439.jpg

私が観たのは、花總まりさんシシィ。トート井上義雄くん。ルキーニは尾上松也さん。
舞台がわりとシンプルにできていた気がしました。
脚本もそれぞれの立場とか心理描写とかが、前よりも細かかったような。ま、三回目だからわかりやすかったのかも。
ルキーニは高嶋兄のイメージが強すぎて、濃さが物足りない気もしたけど。
まりさんのシシィは少女から中高年まで、そのまんまいけてました。歌も評判通り素晴らしかったです。
(宝塚版でシシィをやってらっしゃる)
井上くんといえば、ルドルフだったので、大人になったなぁぁと言うのが印象。
優しいトートって感じでした。
実は国王役って、歌の場面が多かったことに初めて気づいたのですが、歌がうまかったなぁぁぁ。
少年ルドルフもうまかった。
井上君がエリザベート出演300回?だっけかな。なので、おわったあとちょっと挨拶もあり、お得でした。

題材は明るくないんですけど、見終えた後の充実感がすごかった。。。。
本当にこれ好きだな~~~と思うミュージカルでした。
演出の小池先生が作る世界観。やっぱり好きですわ!!!!

8月に実はもう一度観ます。あまりに良かったので、興奮のあまりぽちっとしました。。。。
次は城田優のトートなので、ビジュアル面も楽しみたいと思います。






観劇「不倫探偵~最期の過ち~」

間があいて6月に、大人計画の芝居を本多劇場で観ました。

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大人計画の芝居は、実は2回目。初めて観たときに、多少消化不良を起こし、それ以来観なくなってしまいました。
でも、松尾スズキさんは好きなんですよね~。なので、久々にチケットとってみました。

主役の罪十郎は、人妻と不倫することでしか恋が出来ない探偵。それが松尾さん。
そこへ夫の浮気疑惑について相談にくる女性(平岩紙ちゃん)。
ま~~~、彼女と過ちを犯してしまうわけですが、同じ夜に殺人事件が!!
その謎をとく。。。という、まあ一応ミステリー仕掛けのお芝居です。

劇画タッチ。そして、芝居のつなぎつなぎの、昔のアニメの演出風のやつ。
そして、強烈な下ネタの嵐。コスプレなどなど・・・・・。
2時間20分濃密でした。はい。なんとか消化出来たけど。。。。。

とにかく、松尾さんがちょっとかっこいいんです。最初誰だかわかんなかったくらい。
ネタとしても、愛之助じゃありませんよと言ってたけど、確かに似てた!!!
そして、一緒に謎を解く&十郎を愛する女性刑事に、片桐はいりさん。
彼女で成り立ったといってもいいほど、素敵だった~~~。画像がなくて残念。
二階堂ふみちゃんは、なんでもやっちゃうのですねぇ。可愛くてエロくて、良かったです。
個人的に杉村蝉之介さんの病んでる感じ。結構好みでした。
あと紙ちゃん!!!最高です。引き出し深い。

こういう芝居は、ただ見て笑って、非日常(しかも自分では想像しえない世界)に旅するということでいいんでしょうね~。
たまにパンチの効いた風刺なんかが入って、松尾ワールドだな~と思いました。
フェチの世界観にふれた芝居でした。
ま、しばらくはいいかな。。。。あはは。

観劇「三姉妹」KERA版

すっかり感想も書かなくなってしまいました。記録としてちょこっとだけ書きます。

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シス・カンパニーとケラリーノ・サンドロヴィッチによるアントン・チェーホフの4大戯曲上演企画「KERA meets CHEKHOV」の第2弾作品。「三姉妹」もちろん、第1弾の「かもめ」は、あんまりピンとこなかったので、チェーホフは肌にあわんわーと思ったのですけど、とりあえず「雑食」なので、今回も挑戦。

故郷のモスクワを離れ、将軍であった亡き父の最後の赴任地の田舎町で暮らすオーリガ、マーシャ、イリーナの3姉妹を主人公に、モスクワに帰ることを夢見ながら単調な日々を送る3人や周囲の人々を巡る人間関係が、亡き父の部下・陸軍中佐のヴェルシーニンの登場によって変化していく様を描く。(これはコピペ)

三姉妹は現在の生活に不満だらけ。モスクワに戻れば幸せになると思い込んでるわけです。
だけど、具体的に行動は起こさない。
そこへ、色んな変化が起きる。三姉妹と一緒に暮らす兄のもとに嫁が来る。
この嫁が曲者で、じわじわと屋敷の人々を支配していってしまうのです。

ヴェルシーニン中佐はいい男で、次女と不倫関係に。
三女のイリーナには恋人が出来、愛していないといいながらモスクワに戻るために結婚を決める。
何がすごいって、兄嫁でしたね~~。彼女の怖さを、かなり出してたかも。

三姉妹は屋敷にいられなくなり、次女の恋は軍隊が街を出ていくことで終わり、三女の婚約も婚約者が決闘で死んでしまい終わります。最後の「でも生きていかねば」のセリフが、ずしーんと心に響いて、かなり共感しながら見終えた記憶が。

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想像よりもずっと面白い作品でした。
確認のキャラクターがたっていて、心理描写もわかりやすかったのだと思います。
時代背景からいうと、ロシア革命前後なのかな。革命によってがらっと変わってしまった三姉妹の生活。
何かが変えてくれるかもしれない!という期待。
しかし、人生は思い通りにいかない。
それでも「生きていかねば」
人生というものの、究極のテーマ。人としての思いは、時代が変わっても変わらない。
チェーホフ、やっぱりすごい。

KERAさんの演出もわかりやすくて、私は良かったです。
三姉妹それぞれ素敵でしたが、やっぱ兄嫁ですかね。
4大戯曲ってことは、あと2作。来年は何かな。。。。こうなると観るしかないですよね。



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