FC2ブログ

kiraring☆ log

観劇や映画などの感想を中心として記録的に
2018年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年10月
TOPスポンサー広告 ≫ 祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~KERAバージョンTOP観劇 ≫ 祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~KERAバージョン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~KERAバージョン

E010271.jpg

ケラさんの脚本を、ケラさん本人と蜷川幸雄氏の二人がキャストを違えて演出するということで話題になってる舞台。
私は毎度ながらの「生瀬勝久」氏が出演という選択で観に行った。
オリジナル脚本、しかも休憩2回はさんでの4時間10分という長い舞台。
出演者も多く、「とりあえず人物相関図くらいは押さえていかないと、物語を追うのがやっとだよ」
というアドバイスもあったけど、観劇前に余計な情報はいれない私は、案の定さらーっと感想なんかをみたくらいで、当日を迎えた。

舞台上手E列、このくらいが表情もわかるし、舞台全体も見えるし観やすい!
ゴシック風な舞台。おぉ、なんとバンドがこじんまりと右手にいる。
舞台が始まる。アコーディオンやバイオリンの音色で一気に不思議な物語の世界に入り込んでしまった感じ。

ここからはネタばれ含みます。

ウィルヴィルという架空の街。そこは代々、有力者ドン家が支配していた。
かげで略奪や殺人も平気で行い、自分にはむかった者は子孫までも許さず、ヒヨリ一族と名づけて差別している。
非情極まりない大悪人、ドン・ガラスと彼の三人娘を中心とした話だ。
彼らの栄華とその果て、さらに街の人々のエピソードもいくつか軸にしながら描いている。
まさに、アドバイスどおり、物語を追うのが大変で眠さも吹き飛ぶ内容の濃さだ。

この物語は現代社会も投影しているように思った。
社会悪の前に、無抵抗に屈する人、それを利用してのし上がろうとする人、悪を見逃せず抵抗する人がいる。
大きな力に屈していれば、人々のストレスは次第に差別やいじめとなり、また、まがいもののような薬でも、願いがかなうなら、それに熱狂してしまう。
結局、この街の結末は悲しい方向にいってしまうのだが、ドン・ガラスが落ちぶれながらも生き残ったことで、
悪はなくならないという現実をさらっと残して物語は終わる。

こうやって物語を思い返してみると、KERAさん、すごい話を作ったなーと感服!
見応えありすぎます。最後のあたりは、急にラストスパートかけすぎた感じもあり、もう少し長くても良かったような気もしてしまうくらい。
悪を描くため、かなりグロい場面や、血もピストルもあったけど、あの程度ならR15くらいかな。

inori-kaibutsu2.jpg

舞台セットは、2階建て仕様で右手に回転舞台があり、教会や広場、地下室、ドン家など、かなり細かい場面展開に対応していた。協会のマークが独特。
毎度話題にもなりますが、舞台セットの輪郭をなぞった映像からのスタートとか、ステンドグラスを映すとか、鳥の映像とか、あの効果は素敵だなと思う。
オープニングはいつも楽しみにしていますが、今回もセンス抜群。

個々の役者さんの感想をずらずらと。

まず、主役の生瀬さん。
黒いマントに黒尽くめの衣装、もみあげにひげにオールバック!!最初サリーちゃんのパパ?と思った~.
いつもの響くいい声に、悪い奴の要素を入れ込んで、今まで聞いた事ない発声になってた!!
クールでスマートで超悪人!!!これ、はまり役ですよね。
こんな悪い人にいたぶられてもかまわない!、なんて言い出しかねない自分に、観劇中、何度かなりましたわ。
個人的には広場に集まる市民の、分厚いメガネのおっちゃん姿好きです。
劇のラスト、毛布くるんだ背中に、落ちぶれた哀愁もあったけど、あやしい生命力?みたいな悪い感じが出ていて、私は今回一番唸った芝居でしたね~。
背中で芝居できる姿、ひさびさに見れた気がする!!!
生瀬フリークとして、今回は衣装もキャラクターも芝居もかなり満足◎
いい見納め出来ました!!

で、最近注目の小出恵介くん。お決まりの配役って感じもあったけど、やっぱり可愛いです。(芝居の感想じゃないし)優柔不断な役だったのか??相手に流され振り回される役だったのか、途中先生を逃がしてからの人格をもうちょっときちんと設定してたら、わかりやすかったかもな~。悪人に変わったのか、ふりしたのかいまいちぴんとこなかった・・・。

大倉孝二くんは、毎度魅せますよね~~~~。唯一の笑いどころだったけど、それが結構切ない。

マギーさん、犬山さんの夫妻は、ストーリーの中の善の部分をうまくまとめてた感じ。マギーさん熱演でした!

夏帆ちゃんも熱演だった。だんだん大人の女性を演じるようになってきたな~。
透明感があるので、これから期待大!!

池田成志さん、台詞回しが好きなんですよね~。
今回のお色気シーン、悪い感じがかっこよかったなぁ~。

安倍なっちは、器用ですよね。
荒川アンダーザブリッジの演技と似てたけど。

丸山智巳氏はテレビでちょこちょこ見てましたが、上背ありますね~。
復讐に燃える感じをもうちょっと出しても良かったかな。

近藤公園さん、19歳に見えました!というか、近藤さんってこんな感じでしたっけ?というくらい、青年の青さを真正面から演じていて素敵でしたね~。
髪型を変えたからなのかな?ヨーロッパの青年ぽかった。

西岡さん、安定感!!芸達者!!いえーい!

AUT201212100096.jpg

そして、鳥かごにいれられたうさぎちゃんが、とっても可愛かった~!

アーメンじゃなく、ぎっちょだ~の意味とか考え出すととまらない脚本。
蜷川氏はどう料理するのか、お金が許せば観たいけど、たぶん観ないで終わりそう。

今年の観劇はこれでおしまいです。
本当は10月に「ぼくらの四谷怪談」を観たので、感想書きたいです。かなり忘れてるけど。

生瀬さんの舞台は、最近ぐっとくるものがなくて、自分が見慣れてしまったからか、そういう配役がないのか、本人映像とかバラエティにいきたいのかなと、ちょっと残念に思ってました。
でも、今回最後の場面を観て、まだまだぐっとくるのは健在!!と確認。
これからも期待して、見ていこうと思いました。
ますます応援します。

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。