FC2ブログ

kiraring☆ log

観劇や映画などの感想を中心として記録的に
2018年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年10月
TOPスポンサー広告 ≫ 「今ひとたびの修羅」の感想(4月26日)TOP観劇 ≫ 「今ひとたびの修羅」の感想(4月26日)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

「今ひとたびの修羅」の感想(4月26日)

20130411_407043.jpg

新国立劇場にて、いのうえひでのり演出「今ひとたびの修羅」を観てきた。
主演は堤真一、宮沢りえ。このチラシのような美しい組み合わせ。

思えば、このお芝居を年末に知って、「(堤さんの)着流しを観る会」を急遽友達と結成w
堤の会のチケット取りに参戦して、SS席を確保したあの日
あの日は本当にイライラした(回線つながらずでギリギリの確保)けれど、あの日が今日につながったと思うと、すべて消えるくらい、本当にいい舞台だったなと思う。

尾崎士郎原作の昭和の大衆小説、「人生劇場」がベースとなる話。
ということは、任侠もの????
鶴田浩二と健さん??
いろいろ想像は膨らみつつ、私はどっちかというと、唐獅子牡丹シリーズが好きなんだけどとか思いながら、あんまり内容に期待はしてなかった。
堤さんの着流しと、りえちゃんの情念の女っぷりと、浅野和之氏の生の演技。
これが観れたら、それでよし!!

さて、新国立劇場はすごく素敵な劇場だった。。。
マダム達が優雅に芝居を楽しむ雰囲気。そしてあのくらいの箱はいいな。
東急シアターオーブは大きすぎて、綺麗だけど遠すぎるもん。(このあとネタばれあり)

ORG_20130405000401.jpg

舞台は大正終わりから昭和初期。日本がだんだんと嫌な方向に向かう時代。
やくざの組同士のいざこざから幕が開く。
主要人物は、流れてきた飛車角、彼の恋人のおとよ、飛車角の子分の宮川、吉良常親分、彼の親分の息子である青成、彼の恋人のおひで。
二組のカップルの三角関係に、たまたま縁のあった吉良常親分が関わって・・・それにヤクザの抗争とかも加わってという話。
場面展開が多くないと、難しいだろうストーリーだが、いのうえさんは回転舞台を見事に生かして、計算され尽くしたような舞台を魅せてくれた。
客席の通路もうまく使っていて、より広く空間を使うことが物語の奥行きをさらに深くしていた。

終始シリアスな展開なのだが、黒馬先生と横井というキャラクターを多少大袈裟にすることで、客席にふっと笑いもおき、いいスパイスになっていた。
吉良常親分のとこに来る医者だけは、劇団新感線のノリを50%くらい思い起こさせたけどw

なんといっても、ラストは圧巻!!
暗い時代に雪でも降ってくれないとやりきれないと言い残した吉良常。
その言葉通りに、雪が降りしきる。
真っ黒な床に、雪吹雪。回転舞台は奥まで開け放たれ、そこをおとよが奥へと歩いていく。
で、音楽じゃーん。。。。。これが美しい。胸をしめつけられる美しさだ。
そして、暗転の前の赤い・・・あれって、シレンとラギも同じ効果つかったような??
ホントに別空間に自分も行ったかのような錯覚に落ちる。

20130413-00000014-ykf-000-2-view.jpg

不覚にも、最後には泣かされた。。。
すれ違いの二人が・・・やっぱりハッピーエンドじゃなくっちゃ。
これぞ、大衆小説!!惚れたはれたで、いいじゃないか。
ただ、男の思う理想の女性、理想の恋愛って感じはぬぐえなかったけれど、それもいいか。

個々の役者さんの感想を。
一番感動したのは、風間杜夫氏の吉良常かな~。あの物腰に言葉使い、ある意味静かだけれど凄みもある。
大好きな役者さんだったので、今回思いがけず観れて嬉しかった。

堤真一氏は、私が初めて観たころのギラギラ感はいい感じに枯れて、もっと懐深い演技だった気がする。
今回表情もよく見える席だったのもあるけど、感情の細かい部分をうまーく目で表せる俳優さんだと思った。
登場するだけで、舞台が華やかに!!スターってああいう感じ。
着物の足さばきもホントに素敵で、目が離せない。
立ち回りの刀を持たない腕の使い方が、いいな~~~と思った。だらんとした手の美しさ!!!
もっと立ち回りを見たかったな。
とにかく、飛車角の男気も、情けない部分も、うまく演じていて魅力的な飛車角だった。

小出恵介くんは、いつもやるような役だったので新鮮さはなかったかな~。
とにかく個人的には悪い役希望。
鈴木浩介さんとの絡みが面白かったかも。

鈴木浩介さん!!!外人みたいなのね。顔。なぞなぞなぞ~~~な雰囲気で、楽しめた。
普通の役を見てみたいかも。

浅野和之さんは、役者の神様と呼ばれてるみたいだけど、わかる。。
あの器用さ・・・黒馬先生、我が家に時々現れて欲しい。
もっともっと観たい人だ~~~。

岡本健一氏は舞台で頑張ってるんだな~。昔ちょっとだけ付き合った彼に似ている。なんていうどうでもいいプチ情報はいいとして、宮川としては線が細すぎる気もした。

宮沢りえちゃんは、情念を演じさせたら横に並ぶ人いないくらいだと思う。
結構きわどい場面もあったのだけど、色っぽいけどいやらしくないのよね~。
おとよは全く共感できないキャラなのに、最後は感情移入しちゃったもんね。
また今年は何度かりえちゃんを見ると思うので、色んな顔を見れたらよいな~~~。

小池栄子ちゃん、素晴らしかった~~~~。
健気な女性の恋心に、私はぐっときましたとですよ。
着物のきこなしも素敵だし、物腰や動きが美しい。
切ない役、初めて観たかな~。一番感情移入したキャラだった。。

3ヶ月ぶりの観劇だったけど、お芝居はいいね~~~。
素敵な舞台をありがとうございました。

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。