ちょっと遅めの夏休みを楽しんでた1週間。名残惜しい気持ちで、やっと舞台の感想その2。

パントマイムの小野寺修二さんを中心に、首藤康之さん、原田知世さん他の「シレンシオ」という舞台を初日に観に行った。
この舞台、ストーリーはない。8つくらいのシチュエーションを、ほとんど台詞はなく、セットらしいセットもなく、6人で描いていくというものだ。
出演者もダンサーやパントマイム、女優という様々な分野である。
シレンシオ(静寂・沈黙)で、いかに表現できるか?という実験的な舞台であるように感じた。

だから、観てる側もイマジネーションを働かせないと成り立たない。
ふとすると、静寂の波と睡魔が・・・。正直、ちょっとそんな時間も。それくらい静かだった。
これはヨーロッパ風味というか、非常に洗練された舞台だった。
男女のこじゃれた風景とか、ファッション雑誌の切り抜きみたいにも思えた。

普段演劇を観ている私にとって、すごく新鮮で贅沢な体験だった!!
とにかく、原田知世さんが年齢を感じさせない美しさとたたずまいで、その透明感だけでも観てよかった気にさせられた。
そして、なんといっても、首藤さん!!!!
この舞台は生の首藤さんを観るためにチケットを取ったのだけど、
同じ時代に生きてくれてありがとうと感謝するほど、感激。
すごーく繊細な表現と感情高ぶる表現を、身体で表せる数少ない人だと再確認。
そして、最後の最後でのダンスシーンは、しなやかで強さもあって、素晴らしかった☆
魂が洗われるような気持ちにさせられた~~~~~。
初日ということもあり、緊張感もある舞台だったけど、みなさんの舞台にかける気持ちも伝わる、
いい舞台だったなぁ~~~~~。
残念だったのは、プレイハウスの前方は段差がなくて、足元が見えなかったこと。
ぜーたくはいわないけど、踊りを見るならちょい後ろが良かったかな。
Comment